世界の神話や伝承に登場する幻獣・魔獣をご紹介。今回は、人類最古の記憶に刻まれる脅威「ドラゴン」です。 文=松田アフラ スロベニアのリュブリャナにかかる橋に座するドラゴン像。 西洋のみならず、全世界のあらゆる幻獣・怪物の総大将、総元締めともいえる存在がドラゴンである。「ドラゴン」…
占術や魔術、神智学で用いられるシンボルを解説。今回は、フリーメーソンの「三大光明」を意味する「定規とコンパス」です。 文=松田アフラ 定規とコンパスで構成されるフリーメーソンのシンボル。中央の「G」は、神(GOD)や幾何学(Geometry)、グノーシス(Gnosis)など、意味には諸説ある。 …
ヨーロッパ人は黄金の都「エル・ドラード」を求め、大航海時代の幕開けとともに、新大陸へ殺到した。それから約350年後、その黄金都市の実在を信じ、アマゾンの密林へ分け入ったイギリス人がいる。インディ・ジョーンズのモデルにもなった伝説の探検家は、はたして何を見つけたのか? 文=中村友紀 …
世界の神話や伝承に登場する幻獣・魔獣をご紹介。今回は、神の手も及ばぬ原始の混沌「レヴィヤタン」です。 文=松田アフラ 海のレヴィヤタン(下段)が混沌を、陸のベヒモス(中段)が豊穣を示す。ウィリアム・ブレイク画。 ヘブライ語でリヴヤーターン、英語でリヴァイアサンと呼ばれるレヴィヤ…
占術や魔術、神智学で用いられるシンボルを解説。今回は、生命の樹とともにキリストを表す魚、「イクテュス」です。 文=松田アフラ 2匹の魚がキリストと信徒を意味し、錨が教会を象徴する。ギリシアのエピグラフィカル博物館蔵。 〈イクテュス〉とはギリシア語で「魚」を意味する言葉であり、2本…
世界の神話や伝承に登場する幻獣・魔獣をご紹介。今回は、北欧で人とも深く交流した妖精「トロール」です。 文=松田アフラ 優しい巨人、また裏腹にイタズラ好きの小人というイメージもあるトロール。 北欧諸国、特にノルウェーやデンマークの伝承に登場する妖精の一種であるトロール。通常は小人…
占術や魔術、神智学で用いられるシンボルを解説。今回は、人間自身を模した魔道の星「五芒星」です。 文=松田アフラ 五芒星のうえに魔術シンボルを加えた図。エリファス・レヴィによるもの。 「グノーシス教徒の間で〈煌めく星〉と呼ばれる『五芒星』は、叡智の独裁的偉力の表徴である。要するに魔…
毎回、「ムー」的な視点から、世界中にあふれる不可思議な事象や謎めいた事件を振り返っていくムーペディア。今回は、19世紀末のイギリスで設立され、近代魔術の歴史を作った魔術結社を取り上げる。 文=羽仁 礼 謎の暗号文書に導かれた魔術結社の設立 ヴィクトリア朝末期、19世紀も終わりに近…
世界の神話や伝承に登場する幻獣・魔獣をご紹介。今回は、生け贄を求める凶兆の水精「ケルピー」です。 文=松田アフラ 馬のような姿だが、自在に背を伸ばすという能力もあるという(イラスト=Wikia)。 ケルピーはスコットランドの民話に登場する水の精である。人間の姿を採ることもあり、とき…
占術や魔術、神智学で用いられるシンボルを解説。今回は、神の内的世界を顕す逆さ吊りの大樹=「生命の樹」です。 文=松田アフラ セフィロトの樹。アタナシウス・キルヒャーのエジプト学文献に記されたものに着色し、明瞭化したもの。 「今や生命の樹は上より下に伸びゆく、それはすべてを照らし出…