ミステリー事典 ムーペディア

79
完全な存在を生み出す究極の叡智「錬金術」の基礎知識/世界ミステリー入門

完全な存在を生み出す究極の叡智「錬金術」の基礎知識/世界ミステリー入門

「錬」という文字は「金属を良質のものにきたえあげる」という意味を持つ。つまり、錬金術は文字通り、「卑金属から貴金属(金)を生みだす」ことである。しかし、その真の目的は、未成年で不完全なものを、成熟した完全なものに導くことだ。錬金術師たちが追い求めた叡智の正体とは? 文=中村友紀 人が神になるための究極の叡智  錬金術とは、卑金属から貴金属(金)を創りだそうという試みから始まった。だが、それはやがて、この世に存在する物質のみならず、生命を生みだし、人間の魂を完全な存在に錬

スキ
17
円環が描く永劫回帰の軌跡「ウロボロス」/秘教シンボル事典

円環が描く永劫回帰の軌跡「ウロボロス」/秘教シンボル事典

占術や魔術、神智学で用いられるシンボルを解説。今回は、対立と合一を象徴する「ウロボロス」です。 文=松田アフラ 自らの尾を呑みこむ蛇または竜の姿をシンボル化したもの、ウロボロス。 「われとわが尾を啖い、交合し、孕ませ、殺し、再生させるところのあの龍……ウロボロスはヘルマフロディトスとして、対立するふたつのものから成っているが、同時にまたこの対立物の合一の象徴でもある。それは一方では死をもたらす毒、バシリスクにして蝎であり、他方では万能薬であり救済者である」  20世紀

スキ
8