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ウェブマガジン ムーCLUB

ムー本誌の特集記事のほか、ここだけの特別企画やインタビュー記事、占いなどを限定公開。オカルト業界の最奥部で活動する執筆陣によるコラムマガジンです。一部記事は全文公開します。
マニアックなロングインタビューや特異な筆者によるコラム、非公開のイベントレポートなど、本誌では掲載… もっと詳しく
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#実話怪談

川内地方の「度が過ぎるイタズラ」河童たち/黒史郎・妖怪補遺々々

妖怪でも愛嬌あるキャラクターから人気の河童。しかし、本来、嫌なことをしでかす妖怪であり、もっと掘り下げた逸話を補遺々々すると、出るわ出るわ嫌な河童の話ーー ホラー小説家にして屈指の妖怪研究家・黒史郎が、記録には残されながらも人々から“忘れ去られた妖怪”を発掘する、それが「妖怪補遺々々」だ!   文・絵=黒史郎 河童は愛すべきキャラクターか 河童は子供を溺れさせ、馬を水に引き込み、人の尻から手を突っ込んで尻子玉を抜くといった悪事を働く妖怪です。そんな残忍な行為をする化け物な

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未確認動物UMA怪談!目撃された異形の生物の恐怖/西浦和也

無気味な姿形の正体不明の謎の生き物UMA。UMAと遭遇し、恐怖の体験をした人は多い。 忘れようにも忘れられない、そんな恐怖体験の数々を紹介しよう。 文・イラストレーション=西浦和也 協力:吉田猛々(ナナフシギ) 「ケンムン」怪談:意識を乗っ取られ、車と相撲をとろうとした友人3月の川で泳ぐ異様に手足の長い男  今では妖怪とされている「ケンムン」は、鹿児島県の奄美大島に生息する河童によく似た生物といわれている。  水の精でもあり木の精でもあるケンムンは、体の大きさに不釣り合

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「見下ろす」/黒史郎・実話怪談”化け録”

病気、ストレス、慢性疲労、からだの不調にもいろいろな原因がある。 もしきちんと調べても理由がわからないことがあったなら、 こんな可能性もあるのかもしれない……。 文=黒史郎 挿絵=北原功士 見下ろす 4年前、Gさんの経営する会社でパートの女性3人が、同時期に首の痛みを訴えだした。  湿布を貼っても整体にいっても、漢方を飲んでも効果はなく、病理的な要因からくる痛みかと検査をしても異常はみつからない。 「彼女たちの仕事は、インドネシアの工場から届いた製品を国内配送するための梱

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「ウブメ」の紐帯/吉田悠軌の”女が怖い”

オカルト探偵・吉田の実家で発見された古い書類。そこには吉田家の秘められた歴史に迫る記録が残されていた。浮かび上がるのは、「ウブメ」のビジョン。探偵の推理の眼が、自らのルーツに向けられていくーー 文=吉田悠軌 挿絵=森口裕二 吉田家ヒストリーに秘められた謎を追う この前、実家の整理をしていたところ、わが家の墓にまつわる書類を発見した。  私たち家族はとある理由で、父方の祖父や曾祖父母たちといっさい面識がない。埋葬者のなかで私が知っているのは、同居していた祖母ただひとりだけ。

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「手水舎のジンクス」ほか4話/読者のミステリー体験

ドライバーにとって、頼もしい存在であるカーナビ。ところが、ある夜のこと、発せられるはずのない奇妙な音声がそこから!! はたしてその意図とは!?また、その声の主の正体とは? 読者投稿ページ イラストレーション=不二本蒼生 「前方に人がいます」◆日野未麻/大分県中津市  これは、私の友人であるAさんの弟のK君の体験です。  それは2か月ほど前のことだったそうです。  K君は以前からアメ車を愛好していて、数人で集まって走行を楽しむグループに入っていました。  その日、彼は高

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怪談家ぁみの心霊写真! 初盆の暗闇で光る「幽霊の目」

数多くの怪談にまつわる活動を行う怪談家ぁみ氏のもとに 。不思議な写真が寄せられた。 はたして、これは幽霊か、妖怪か、あるいは・・・・・・⁉ ◉心霊写真レポート◉ 文=編集部 女性の背中に「霊の目」!? 去る2021年12月、世界の謎と不思議に挑戦するオカルト・ホラー・ミステリーの祭典「ムー1グランプリ 都市伝説・オカルト編」が開催された。  写真や映像といった資料を提示しつつ「ムー」掲載をイメージしたプレゼンをする企画で、数々のエピソードが披露されるなか、グランプリに選ば

濡れたワンピース/黒史郎・実話怪談

殺人現場に幽霊がでる、そんな話ももちろん怖いが、世の中には因果のまったくわからないただただ奇妙で無気味な話も存在する。そういう「怪しい談」もまた、化け録にはよく似合う。 文=黒史郎 挿絵=北原功士 わからない 怪談の主役が「霊」とは限らない。そういうものがいっさい出ない、なぜそうなったのかがわからない、正体・原因・関係、その他、あらゆるものが不明尽くしの奇妙な体験をしている人がいる。そういう体験を「怪しい談」として書けば、それは怪談である。  Tさんが、このような体験を

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「東大怪談」で浮かび上がる”頭脳派の自負”と変人たちの肖像とは? 豊島圭介インタビュー

人のあるところ怪異あり。 日本の最高学府・東京大学で学位を得た東大生も少なからず、科学では説明のつかない体験をしているようだ。 『東大怪談 東大生が体験した本当に怖い話』(サイゾー)は、「東大病院で金縛りにあった」「バイクに乗った幽霊に追いかけられた」など、東大生11人の怪奇体験を収集した一冊である。 その著者は、映画『三島由紀夫VS東大全共闘~50年目の真実~』、ドラマ「怪談新耳袋シリーズ」の監督などで知られる豊島圭介氏。自身も東大出身者である豊島氏に、「東大怪談」の裏側を

傷心の「牛女」/オカルト探偵・吉田悠軌の”女が怖い”

ここのところブームの様相をみせる「牛」にまつわる怪談。牛にまつわる「怖い女」といえば、「牛女」を取り上げずにはいられない。この怪もまた、一筋縄ではいかない複雑な歴史と背景をもっているのだ。 文=吉田悠軌 挿絵=森口裕二 クダンとは違う牛×人間の怪「牛女」 今年2月には映画『牛首村』(監督・清水崇、東映)が公開、昨年末には東雅夫氏のクダン論集『クダン狩り』(編著・東雅夫、白澤社)が刊行と、”牛怪談”に注目が集まる今日このごろ。「女が怖い」と題する本連載では、「牛の首」でも「

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コンロが直るまでの怪奇体験(ほか4話)/あなたの怪奇ミステリー体験

突如として体調不良に見舞われた私。直後、謎の訪問者3人が玄関から部屋の中へ!!いつしか体は金縛りに。そんな状態にもかかわらずいっこうに気づかない母。あの謎の3人の正体とははたして……。 ◉読者投稿ページ イラストレーション=不二本蒼生 コンロが直るまで◆田辺理恵/千葉市(35歳)  アパートに設置されたガスコンロの調子がよくありません。  これは数年前のある日の出来事です。  以前、母はガス屋さんに勤めていました。そこで母にガスコンロのことを電話で相談すると、すぐにコン

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吉岡と公園/黒史郎・化け録

化け物は、日常のなかに意外なかたちで潜んでいる。 自分ひとりでは何の不思議も感じなかったことが、他人と話したことで唐突に奇妙な話に変貌する。そんなことも、ある。 文=黒史郎 挿絵=北原功士 吉岡 遠ければ遠いほど、記憶とは信用できないものである。あなたが「はっきりと覚えているから絶対に間違いない」とかたく信じて疑わないその記憶も、過去の事象である限りは絶対などない。時を経てゆくことで記憶は希薄になり、色形を変え、他の記憶と融合し、実際の体験とは異なる記憶となるからである。

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どなた様?/読者のミステリー体験

「ムー」最初期から現在まで続く読者投稿ページ「ミステリー体験」。長い歴史の中から選ばれた作品をここに紹介する。 選=吉田悠軌 どなた様群馬県 47歳 小原みさと  学生のころの出来事です。ある日のこと、バイト先で知りあった友人の家へ遊びにいくことになりました。その日、彼女の家族は外出しているという話でした。  彼女の住まいは、少々築年数のたったマンションでした。彼女の部屋は、広いリビングを抜けたところにあります。  部屋に案内された後、私たちふたりは、バイト先の店長の悪

スクランブル視線/読者のミステリー体験

「ムー」最初期から現在まで続く読者投稿ページ「ミステリー体験」。長い歴史の中から選ばれた作品をここに紹介する。 選=吉田悠軌 スクランブル視線東京都 36歳 伊藤直也  もう今から7~8年前のことになります。当時、私の仕事の事務所は渋谷にありました。  ある日の午後、事務所に行こうとJR渋谷駅前のスクランブル交差点で信号待ちをしていました。  事務所に行くにはセンター街を抜けていく必要があります。そのため、私はそのときもセンター街のほうを向いて立っていました。  その

映画『牛首村』公開記念! 坪野鉱泉から牛首紬へつながる「双子」の怪奇/清水崇・吉田悠軌

有名心霊スポット「坪野鉱泉」と、怪談「牛の首」。「犬鳴村」「樹海村」に続く、“恐怖の村”シリーズ3作目があぶりだした怪談世界について、都市伝説ルポルタージュの第一人者、吉田悠軌が清水崇監督に聞く! 映画『牛首村』/2月18日(金)より全国ロードショー 構成=吉田悠軌 インタビュー撮影=我妻慶一 (2022年1月19日収録) 「恐怖の村」3作目の舞台は…… 吉田悠軌 恐怖の村シリーズもいよいよ三作目ですね。  清水崇 3作目はいよいよ、なんの題材にすればいいのか困ってい