江戸時代に出版された『北越雪譜(ほくえつせっぷ) 』には、越後国の古刹・雲洞庵(うんとうあん)の住職が、霊力を使って化け猫を退治した逸話が記録されている。しかも驚くことに、その雲洞庵には、火車(かしゃ)という化け猫の頭骨が保管されている。現地で目の当たりにした筆者は、奇怪極まりな…
紀州熊野の怪を歩いた妖怪探偵団。彼らは高野山山麓で「人魚」のミイラに出会った。哺乳類のような頭部と2本の腕を持つこの生物を、探偵団の鳥類学者・川上和人は「知能が高い未知なる生物ではないか」と推測した。 人魚とはどんな生物なのか、人々に警告を発す予言獣の正体を、探偵団が検証する! 文…