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切っても焼いても死なない魚たち/黒史郎・妖怪補遺々々

切っても焼いても死なない魚たち/黒史郎・妖怪補遺々々

ホラー小説家にして屈指の妖怪研究家・黒史郎が、記録には残されながらも人々から“忘れ去られた妖怪”を発掘する、それが「妖怪補遺々々」! 今回は、死なない、死んでも甦る魚の伝承から補遺々々します。 文・絵=黒史郎 #妖怪補遺々々 スズキの生命力  まな板の上にあげられてしまった魚の運命は、もう決まっています。  銀色に輝く包丁の光を見上げるそのとき、彼らはなにを考えているのでしょう。自分が生まれ育ち、そして、もう二度と戻れない、あの海や川への想いを馳せているのでしょうか。

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モノ言うキノコの気まずい予言/黒史郎の妖怪補遺々々

モノ言うキノコの気まずい予言/黒史郎の妖怪補遺々々

ホラー小説家にして屈指の妖怪研究家・黒史郎が、記録には残されながらも人々から“忘れ去られた妖怪”を発掘する、それが「妖怪補遺々々」! 今回は、危険な「キノコのおばけ」を補遺々々します。 文・絵=黒史郎 #妖怪補遺々々 トーツポテン、トーツポテン  茸(キノコ)は見た目からして面白く、奇妙で、かわいらしく、無気味で、そしてどこかキャラクターじみています。その姿形を見て昔の人たちは、これが踊ったり喋ったりする姿を想像したのでしょう、昔話には茸の妖怪が活躍するものもあります。

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