今、巨樹・神木が密かに注目を集めている。神社や寺院の境内、山や里のしかるべき場所で悠久の時を超えてそそり立つ揺るぎのない存在感は、昔も今もわれわれ日本人の精神を揺さぶってやまない。 今回は、古来伝承されてきた御神木への流儀と作法を現代に復刻し、古くて新しい開運成就の祈願法をご提案…
古神道白川流の易学を修めた花谷宮司に、2021年・辛丑(かのとうし)年がどのような一年になるかを予測していただき、開運のコツをうかがった。 監修=花谷幸比古 鶴見神社 大阪市鶴見区に鎮座する鶴見神社。創建は後白河院の時代(1158〜1179年)と伝わる。 「ムー」毎年1月号の付録の祈祷をして…
秋祭りの晩、夜道を無言で進む和装の集団。 その行列には、ひとつ目の奇妙な人形が厳かに掲げられている。 飛鳥時代から続く古社に伝わる謎の祭礼「ひとつもの神事」には、失われゆく日本古来の宗教観と、今も息づく疫病鎮めの願いが秘められていた。 文・写真=影市マオ 珍しい火祭りを伝える創建13…
おみくじがよく当たるーーそんな評判の神社が京都にある。 引いた人はそれを、「神様と話している感じがする」と表現する。一般的なおみくじとは違っていて、神様からのお言葉は、自分の行いや方向性をズバリと指し示してくれるというのだ。 天津(あまつ)神社を訪ね、その「古代みくじ」を引いてみた…
人類を幾度も襲った未知の病禍。見えない脅威に対して、われわれは何ができるのか。「密」の回避や手洗いはもとより、新しい生活様式への不安といった「心」とどう向き合っていくか。そのことが今問われている。 この国には、疫病を除け、魔を祓う多種多様な神仏が伝わっている。それら神仏と結縁する…
この国にはたくさんの〝ヌシ〟がいる──。 全国の巨樹を訪ね、拝していく旅で出会ったのは、偉大にして恐ろしく、想像を超えた「ちから」に満ち、存在の奇跡を思わせる驚異の御神木群だった。 文・写真=本田不二雄 巨樹はなぜ日本人の魂を震わせるのか? 日本的な霊性のあり方を探る旅のなかで…
2020年東京五輪の開催に向けて、本日、2020年3月20日に、ギリシアで採火された「聖火」が、宮城県にある航空自衛隊松島基地に到着する。 ここで思い出されるのは、かつて幻に終わった「1940年の東京五輪」と、「1938年に催行された聖矛継走」である。 1938年、聖火のトーチでなく、聖なる矛が国土をつ…
オカルト探偵・吉田悠軌のライフワーク、縁切り絵馬の現地調査、2017年の成果をご案内。両毛地域に伝え守られてきた「縁切り」と「絵馬」の奇しき関係を、オカルト視点から説き起こす。 文・写真=吉田悠軌 吉田悠軌(よしだゆうき) 怪談サークル「とうもろこしの会」会長、「怪処」編集長。怪奇ス…
2020年1月19日に開催された「スピLIVE2020 in 麻布」で、「ムー」の三上丈晴編集長がトークイベントに登壇。 麻布という立地から秘密結社の話題に始まり、パワースポット、祈りとは何か、大地のエネルギーとは……と多様に広がった模様を動画で紹介! 秘密結社~パワースポット…
山陽の山深くに鎮座する、「魔法」を冠する珍しい神社。その祭神は、南蛮船に乗り渡来したという一匹の化け狸だ。自在に火を操ったという不思議な力や「サンヤン」という奇妙な口ぐせから、その意外な正体が見えてきた! 魔法宮に鎮まる化生狸の伝説 岡山県中央部、吉備中央(きびちゅうおう)町の…