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通俗作家としての五島勉…その成功と誤算/初見健一・昭和こどもオカルト回顧録

昭和の時代、少年少女がどっぷり浸かった怪しげなあれこれを、“懐かしがり屋”ライターの初見健一が回想。 前回に続き、故五島勉氏の仕事を回想する。通俗作家として時代を切り裂いていった筆は、予言というテーマを掘り当てるーー。 文=初見健一 #昭和こどもオカルト 前回は<こちら>。 「女性週刊誌記者」というキャリア 現在では、というか70年代初頭以降は、五島勉といえばとにもかくにも「ノストラダムス」であり、この文脈以外で語られることはほとんどない。狂信者、陰謀論者、詐欺師……と

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ナチス・ドイツを動かした地底世界ヴリル伝説の聖典「来るべき種族」解読/宇佐和通

19世紀イギリスで、ある著名作家がひとつの小説を著した。地底世界に高度な文明を築いて栄華を極める超人類を描いたものである。だが、娯楽小説であったはずの物語の内容が、後にナチス・ドイツと結びつき、世界を震撼させることになる。 この小説『来るべき種族』の翻訳者の談話を中心に、ナチスの、ヒトラーの抱いた野望を解き明かす。 文=宇佐和通 イラストレーション=不二本蒼生 ユートピア小説『来るべき種族』 読者諸氏は『来るべき種族』(原題:『The Coming Race』)という小説

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武漢から殺人ウイルスが流出…1981年のSF小説『闇の眼』は予言書となった!?/遠野そら

新型コロナウイルスによるパンデミックは2019年末から世界を一変させて しまったが、今、ある小説が話題となっている。ディーン・クーンツによる1981年の作品だが、「中国・武漢の研究所から殺人ウイルスが持ち出される」という設定なのだ。はたしてこれは予言だったのか? フィクションが現実化していく、恐怖の2020年を読む。 文=遠野そら ウイルス禍を予言していた『闇の眼』 いまだ終息の気配が見えない新型コロナウイルス。それは中国・武漢の水産市場から瞬く間に世界中へ広がり、最近で

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