死者を甦らせ、血盟団事件も首謀した! 法華経信仰の傑物にして念波の霊能者・古内栄司/不二龍彦
昭和7年の2月から3月にかけて発生した、政財界の要人を標的とした連続テロ事件「血盟団事件」。井上日召とともに、テロの中心人物であった古内栄司。だが、それはあくまでも古内のほんの一面にすぎない。
彼の真骨頂は驚異的な心霊能力にあった。古内がその能力を発揮し多くの人々を救ったことなどは知られていない。
古内の知られざる秘史をひも解いてみたい──。
◎日本神人伝◎ 文=不二龍彦
死者をも生き返らせた古内の「念波」
昭和7年、前蔵相の井上準之助と三井合名会社理事長の団琢磨が暗殺