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土瓶が、下がる。/黒史郎・妖怪補遺々々

土瓶が、下がる。/黒史郎・妖怪補遺々々

ホラー小説家にして屈指の妖怪研究家・黒史郎が、記録には残されながらも人々から“忘れ去られた妖怪”を発掘する、それが「妖怪補遺々々」! 今回は、藪や枝に〝下がる〟土瓶の怪異を補遺々々します。 文・絵=黒史郎 #妖怪補遺々々 なぜ、その姿に…… 古い道具や棄てられた道具が、化けて妖怪となる――そんなお話があります。茶器、仏具、食器、その他日常品に目や口や鼻が現れ、角や手足や尻尾が生え、歌い、踊り、飲み食いし、時には人々を脅かします。このような「道具が化けた妖怪」は絵巻や昔話か

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知られざる比叡山の魔所「狩籠の丘」/菅田正昭

知られざる比叡山の魔所「狩籠の丘」/菅田正昭

京都の鬼門を守る比叡山(ひえいざん)。その山中に、3つの結界石が置かれた、奇妙な場所がある。遠い昔、最澄が魔物を倒し、地中に封じこめたとされるこの場所は、はたしてどのようなところなのだろうか。 文=菅田正昭 伝教大師最澄が封じ込めた魑魅魍魎の正体とは? 比叡山の一角に“狩籠(かりごめ)の丘”と呼ばれている場所がある。  比叡山は根本中堂を中心とする東塔(とうとう)、釈迦堂を中心とする西塔(さいとう)、そして円仁や良源(元三大師)ゆかりの横川(よかわ)の三塔地域から成るが、

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京都西院・呪音の家/吉田悠軌・怪談解題

京都西院・呪音の家/吉田悠軌・怪談解題

四半世紀前に関西で起こった凄惨な殺人事件は、現場となったマンションも、犯人の潜伏した住宅も残される、いまだ生々しい出来事だ。事件に関連する京都西院を訪れた探偵は、古都の地下に眠る「水の記憶」を発掘した。 文・写真=吉田悠軌 #怪談解題 吉田悠軌(よしだゆうき)/怪談サークル「とうもろこしの会」会長、『怪処』編集長。今月の一枚は京都・八坂神社で疫病退散を願ったところ。 ずっと聞こえていたおじさんの声「吉田さん、お久しぶりです。京都に来られるとのこと、案内したい場所がありま

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神秘の「古代みくじ」で神様の言葉が身に染みる…! 京都・天津神社の神秘/西浦和也

神秘の「古代みくじ」で神様の言葉が身に染みる…! 京都・天津神社の神秘/西浦和也

おみくじがよく当たるーーそんな評判の神社が京都にある。 引いた人はそれを、「神様と話している感じがする」と表現する。一般的なおみくじとは違っていて、神様からのお言葉は、自分の行いや方向性をズバリと指し示してくれるというのだ。 天津(あまつ)神社を訪ね、その「古代みくじ」を引いてみたーー。 文=西浦和也 カリスマ宮司が作ったおみくじ あなたは「おみくじ」にどういうイメージを持っているだろうか? 神様からの大事なご神託と真剣に受け止めている人もいると思うが、多くは気軽な占いの

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赤池の鯉を食べてはいけない! 村を焼きつくす淡水魚「鯉右衛門」/黒史郎・妖怪補遺々々

赤池の鯉を食べてはいけない! 村を焼きつくす淡水魚「鯉右衛門」/黒史郎・妖怪補遺々々

ホラー小説家にして屈指の妖怪研究家・黒史郎が、記録には残されながらも人々から“忘れ去られた妖怪”を発掘する、それが「妖怪補遺々々」! 連載第65回は、〝祟りで村を焼き尽くす大きな鯉〟を補遺々々します。記 文・絵=黒史郎 「鯉の刺身が食べたい」 山で見つけたカラフルなキノコ。未開の地で出された異形の魚の刺身。 世の中には、食べてはいけないものがたくさんあります。  それらを食べてどうなっても自己責任。覚悟がおありならチャレンジするのもいいですが、想像もしていなかった代償を払

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