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北極地底文明とアラスカ・トライアングルを結ぶ異人類の謎/並木伸一郎

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広大なタイガの広がる極寒のシベリア。その地には、人間の侵入を拒み〝目に見えない力〞が支配する死の谷と呼ばれる禁足地が存在している!この地の調査報告によれば地底には超古代の未知の構造物が今も鳴動しているという。
その秘密を追い求めていくと、なんと、世界の消滅ゾーンのひとつアラスカ・トライアングルにリンクする。
シベリアからアラスカを結ぶ北極地底文明の謎を追う!

総力特集
文=並木伸一郎 イラストレーション=久保田晃司

プロローグ 極北シベリア・ヤクート地方の禁断の地「死の谷」伝説

侵入者を拒む死の谷

 東シベリアのヤクート地方(現ロシア連邦サハ共和国。ヤクートは旧称)北西部、リカ・ビリュイ川上流域は、永久凍土層とタイガ、そして広大な沼地から成る極寒の地として知られている。
 北西部のビリュイ川流域には「ウリュ・チェルケチェ(死の谷)」と呼ばれる広大なタイガが広がり、周辺に住むヤクート諸族は、聖域あるいは禁断の地として絶対に近づこうとはしない。
 ヤクート諸族の伝承によれば、その入り口付近は「ヒイシ(境界)の地」と呼ばれ、「人間の住む地」と「人間の住むべきではない地」の境界がある。そこでは「アグダ(鉄の鳥)」と「ウルチ(旋風)」という怪物が人間の侵入を拒んでいるという。

ヤクート地方北西部の広大なタイガ地帯にある「死の 谷」の俯瞰。

 死の谷の内部は「マナラ(死霊の地)」と呼ばれ、地の底には「人間ではない者たち」の眷属が住んでいる。そこには鍋に似た形の「龍王の口」があり、周囲に「龍王の唸り声」を常に響きわたらせている。
 龍王の口からはしばしば火が噴き出し、その火柱は天をも焦がすほどであるという。またマナラに一歩でも足を踏み入れた者は、ことごとく全身が腐る病に冒され、死んでしまったとも伝えられている。
 今ではヤクートの一部族のシャーマンが、龍王に捧げる祭祀を執り行うため、1年のうちの4日間だけ、死の谷の入り口であるヒイシまで足を踏み入れるのみだ。その4日間というのは、春分、夏至、秋分、冬至に当たり、龍王は眠っていて、人間には害を及ぼすことがないからだ。その日以外は死の谷に足を踏み入れる者はまずいないという。
 禁断の地「マナラ」だが、1991年以降、公式には「存在しない地」とされ、情報は完全に封印されてしまっている。そこは、ベテランのハンターも迂回するという〝目に見えない力〞が支配する禁足地なのだ。

極寒の死の谷を流れるリカ・ビリュイ川。

龍王と火柱の実態は核ミサイルなのか!?

 禁足地には、死の谷を流れるオイグルダク川沿いに出現する半球形の「特異構造物」がある。「大きな鍋」とも擬せられ、地中に潜み、ときおり小柄で赤黒い異人とともに地上に顔をのぞかせるという。
 大鍋は赤く輝く未知の金属製で、触れるとたちまち体調不良に陥り、最悪の場合、死にいたるという。周囲の植生も異常で、とりわけ草の緑が異常に濃くて背が高く、樹木の生え方も過密になっている。
 さらに鳥や獣がまったく寄りつかないというから、よほどの結界が張られた場所であるに違いない。
 古参の地質学者ヴァシリー・トロフィモフが得た情報によれば、龍王が口から吐く火柱は、最初、塵混じりの雲を伴って空に向かって上昇。次に轟音とともに炸裂して鋭い笛の音を伴う濃厚な雲が広がる。

龍王が口から火を放った痕とも考えられている、ヤクート地方に残る砂利の塚。

 ついで強烈な音の雷が数回鳴り響いた瞬間、まばゆいばかりの閃光が出現、爆発し、半径100キロ以上の範囲が跡形もなく焼き尽くされ焦土と化すという。
 火柱はすさまじい閃光を放ち、爆発する。まるで核爆発のシーンのようだ。ときに火柱は、2本、3本と複数だったりするというから、まさしく核弾頭搭載のミサイルが空中爆発したシーンを彷彿とさせずにはおかないものがある。
 はたして、火を吐く龍王と火柱の正体は、〝核ミサイル〞なのだろうか?
 そして龍王の口と擬せられる「大きな鍋形構造物」、赤黒い「異人」の正体はいったい何なのか?

沼の浅瀬に姿を見せている「大きな鍋」。

 ヤクートの死の谷には〝大いなる秘密〞がある。
 次章より詳しく分析していこう。

第1章 極北ヤクート超文明と地底に眠る謎の特異構造物

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