四国の聖地・足摺岬「唐人駄馬遺跡」の謎/本田不二雄(神仏探偵)
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四国の聖地・足摺岬「唐人駄馬遺跡」の謎/本田不二雄(神仏探偵)

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四国最南端、足摺半島(岬)。断崖絶壁に取り囲まれたこの最果ての地は、日本屈指のパワースポットとも呼ばれている。それを代表する巨石群を歩き、驚異の足摺世界を体感する旅は、令和の時代に生きるわれわれにとって特別な体験となる。

唐人駄場から唐人石巨石群を拝する。古田武彦氏は「唐人駄場は、この唐人石に対する祭りの場である」と見なした。

◉日本異界探訪 ◉
文・写真=本田不二雄(神仏探偵)

特別な何かを想起させる唐人駄場と唐人石巨石群

 そこは「(日本国内で)東京から一番遠い場所」といわれているらしい。
 もちろん、距離的にいえば沖縄県のどこかということになるが、そうではなく、あくまで時間を基準にした場合だ。ただ、そのことは、首都圏で暮らしている者にとって決してマイナスな印象ではなく、むしろ憧憬どうけいを募らせる重要なポイントである。

 筆者は高知空港から約4時間半ほどかけて四国の最南端の碑がある足摺岬にたどり着いた。そこで出会った景観は、まさにここにしかない奇観として心に深く刻まれることになるが、まずは何をさしおいても詣でるべきスポットがあった。

 唐人駄場とうじんだば唐人石とうじんせき巨石群。
 そこは日本屈指のパワースポットとも、超古代のミステリースポットとも呼ばれている。「あそこに行くと元気をもらえるんですよ」たまたま出会った地元の女性はそう声を弾ませた。

 唐人駄場の「駄場」とは、地元の言葉で〝原っぱ〞というぐらいの意味だ。海岸から2キロほど入った標高230メートルの高台に、直径180メートルほどの円形をなして広がっており、今はキャンプ場・公園として整備されている。

 太平洋を望み、南国の陽光が降り注ぐ気持ちのよい広場。そこに異彩を放っているのは、ポツポツとオブジェのように点在する巨石だ。聞けば、かつて広場の周囲に巨岩が並んでいたといい(惜しくもその多くは埋められたらしい)、かのフランスの巨石遺構・カルナック列石に比するべき遺構だったともいわれている。

 しかし、何より注目すべきは、背後の山側、北東方向にあらわれる巨岩群だろう。それらは、常緑をたたえた照葉樹の森をかき分け、白っぽく鈍く輝
いている。
 この、特別な何かを思わせる巨岩群こそ「唐人石」と呼ばれているものだ。

唐人駄場公園に遺された立石。この場が何であったのかを物語っているようだ。

唐人石の〝舞台〞から〝足摺世界〞を一望する

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