知られざる伝承呪術「嶽啓道」継承者! 占呪術師きりん/本田不二雄
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知られざる伝承呪術「嶽啓道」継承者! 占呪術師きりん/本田不二雄

日本の長い歴史の裏側で、密かに継承されてきた占いとまじないの秘法を伝える占呪術師(せんじゅじゅつし)がいる。その最後の継承者・きりん師に、いかにして秘法を伝授されたのか、その内容はどんなものだったのか。これまで明かされることのなかった民俗呪術の真相を知るべくロングインタビューを行った。

文=本田不二雄(神仏探偵)

きりん師とともに「洞」の探索へ──

 占呪術師・きりん氏(以下、きりん師)に取材するにあたって、まずやり
たかったのは、きりん師とともに「洞(ほら)」を訪ねることだった。
 案内していただいた先は、神奈川県鎌倉市の某所。ある寺院の境内奥の山裾に点在する洞窟群である。

「『洞』って何なんだと聞かれても、ちょっと説明難しいですね。『ばあさま』たちも、ちゃんとした定義づけをしたことはいってませんでしたし。
 特定の場所が、口伝(くでん)として、ある意味〝血の記憶〟のような形で何代にもわたってお祀りされていたということでしょうか。ある種の波長とか、集合意識といったもので、みんなが特別な場所だと認識していたのが、「洞」と呼ばれる場所であったと」(きりん)

 昔から先人たちがお祀りし、お詣りしていた場所。それは時代を経て神社や仏寺に発展する場合もあるが、立派なお社とは別に、境内に古びた石の祠(ほこら)がぽつんと残されている場合もある。それは、神社のはじまりの場所であったり、あらたに祭神が勧請される以前からカミ祀りが行われていた場だったりする。
 また、山の入り口にある洞窟(窟)や、ウロを生じた巨樹のたもとに小さな祠が祀られている場合もある。
 今回うかがった洞窟群は、広くいえば寺院の境内にあたるが、寺の信仰とは直接の関係はない。岩壁にいくつかの洞窟があり、なかには、古い墓場とも籠もり修行の場とも違う、いわくありげな「洞」もあった。

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