「エイリアン・アブダクションの深層」ほか7選/ムー民のためのブックガイド
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「エイリアン・アブダクションの深層」ほか7選/ムー民のためのブックガイド

エイリアン・アブダクションの深層 ジョン・E・マック 著

必ず一度は目を通しておくべき 超一流の科学者のアブダクション研究書

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ナチュラルスピリット 3278円(税込)

エイリアン・アブダクションとは、本書によれば「人間型生物によって連れ去られ、さまざまな行為やコミュニケーションが行なわれる何らかの種類の囲まれた空間に引き入れられる体験」。要は、異星人による誘拐事例のことである。本書は、この現象を扱った研究書の白眉であり、本誌読者なら、必ず一度は目を通しておくべきものといえる。
著者ジョン・E・マックはハーバード大学医学部教授で、専門は精神医学。ピューリッツァー賞受賞経験もあり、80年代にはあのカール・セーガン博士らとともに、核兵器廃絶運動に取り組んだ。その後、エイリアン・アブダクションの研究に着手、1995年に研究書『アブダクション』を上梓して、センセーションを巻き起こす。その結果、大学当局から不当な弾圧を受けることとなるが、最終的には「教授の地位を失うことなく研究を継続することが可能」となった。ある意味、ハーバード大学は彼の研究を「認めた」のだ。
だが2004年、渡英中の著者はロンドンで交通事故に遭遇、そのまま帰らぬ人となってしまった。つまり本書が、事実上の遺作となったわけだが、何やら陰謀の匂いを感じずにはいられない。
本書には多数のアブダクティが登場し、彼らの体験のひとつひとつを読んでいくだけでも、読み物として十分おもしろいのだが、当然それだけの本ではない。
超一流の科学者ならではの、厳密な方法論と真摯な研究姿勢は読む者を圧倒するし、また安心感も与えてくれる。そして何より本書を読んで感銘を受けるのは、この現象がはたして物質的な意味で現実なのかどうか、というような些末な議論を遙かに超えて、読むだけで読者の精神を変容させ「より深いリアリティの次元」へと導いてくれるだけの力が、本書にはあるという点だ。
何しろこの現象は「私たちの地上的現実を支配している3次元宇宙を超えた宇宙的リアリティが存在することを私たちに認めるように強いる」のだから。評者は立花隆氏の『臨死体験』を読んだときのような、衝撃と興奮を覚えた。
600ページを超える詳細な研究書である。読み応えは十分で、外出自粛期間を活かす、格好の伴侶となってくれるだろう。

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ジョン・E・マック著の『アブダクション』

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「私の自我はこれに抵抗するんです」とカリンは言う。しかし、「より高次の自己意識では、私が全部のプロセスに同意しています。……それは生命の創造、純粋な創造です。それは神のなさることです」(本書245ページより) イラストbyカリン

奇界遺産3 佐藤健寿 著

奇っ怪としかいいようのない、おそるべき写真集

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エクスナレッジ 4180円(税込)

「奇態」に「奇矯」、「奇傑」に「奇物」、そして「奇習」に「奇怪」。何のことかと思われるかもしれないが、本書に収められた、まさしく奇っ怪としかいいようのない、写真たちの分類項目である。
インターネットを介して世界が繋がり、グーグル・アースを使えば、地球上のあらゆる場所を居ながらにして見ることができる。そんな時代にあって、われわれは世界にある、たいていのものはもう見てしまった、などと思い上がっているかもしれないが、とんでもない! 
本書をぱらぱらとめくるだけで、実はまだ何も見ていなかったのだと痛感するだろう。どの1枚をとっても、圧倒的なまでの迫力と美しさ、そして無気味さに打ちのめされる写真群を前にすれば、不思議にも普段は忘れている、生の衝動のようなものがたぎり出すのが実感できるのだ。
それも当然だろう。著者によれば、ラスコーの洞窟壁画のような「人間の〈余計なもの〉を作り出す想像力や好奇心こそが人類を駆動させてきた力そのもの」なのだから。
シリーズも第3弾となり、本書では前2作の「人間が生み出した奇妙な景色や物、文化」に加えて、「人類に奇妙なインスピレーションを与える自然の奇景」も収録されている。
さらには取材地も、北朝鮮やロシア極北、メラネシアやカリブ、中央アジアといった「旅難度の高い場所」にまで拡大しているのが嬉しい。
まさにおそるべき写真集である。

グレート・リセット前夜 高島康司 著

グレート・リセットについて徹底的に考察・解明

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徳間書店 1760円(税込)

「グレート・リセット」。2020年度の世界経済フォーラム年次総会「ダボ
ス会議」で提唱された概念である。
著者によればそれは「現代の資本主義の体制的な転換」であるが、「その具体像はまだよくわからない」。本書は、「日本ではほとんど報道されたことのない情報」に基づいて、グレート・リセットの実態、そしてグレート・リセット後の世界のありようについて、徹底的に考察・解明する近未来の予言書だ。
早ければ2025年にも完成するとされる、新たなる世界秩序とはいかなるものか。それを事前に知っておくか否かによって、今後のわれわれの生存率が大きく左右されるといっても、過言ではない。
著者・高島康司氏は世界情勢アナリストで、本欄でもご紹介した『これから世界で起きる4つのこと』『Qアノン 陰謀の存在証明』などの著書で知られている。著者自身は徹底した反トランプ主義者でありながら、2020 年の選挙で民主党が大規模不正を犯した可能性については大筋でこれを認めるなど、極めて公正かつ客観的な姿勢が貫かれており、非常に信頼できる。
本書の提示する近未来はかなり暗たんたるものだ。だが過去30年にわたり、日本はさまざまな試練に襲われてきた。今を生きる日本人は、その試練を生き延びてきたのだ。「この本を手にしている全員が、サバイバーなのだ」という著者の激励は、全日本人への最高の贈り物であろう。

偽史の帝国 藤巻一保 著

偽史とは、捏造された「真実」を意味している!!

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アルタープレス 2420円(税込)

「偽史」と聞けば、本誌読者の多くがいわゆる「古史古伝」を思い浮かべるかもしれないが、さにあらず。 
著者のいう「偽史」とは、「〈史実〉にもとづかない、創作された歴史を指す」。具体的には、『古事記』や『日本書紀』の神話を元に、近代日本の為政者が創り出した「八紘一宇の精神」――すなわち日本こそが、全世界の「国家・民族を基体とする一大家族世界を肇造する」歴史的使命を帯びている、ゆえに日本は「いかなる時代であっても天孫族の血を引く天皇によって治められねばならない」という、捏造された「真実」を意味している。
本書は、このような「偽史」が何のために、いかにして作られ、どのように運用されてきたのかを、あきれるほど豊富な資料を縦横に駆使して、精細に描き出す衝撃の書である。
たとえば著者によれば、明治政府が創り上げた「天皇」は単なる神輿にすぎず、自ら権力の行使はできない。権力は天皇を「補弼」する機関が代行するシステムができあがっていたのだ。天皇は「全く不運なことだ……。側近者の吹く笛に踊らされねばならない」と洩らしたのが、あの伊藤博文だというから驚く。
そうした支配のための道具である偽史に乗せられてきた日本を「醜い家畜の国」といい放つ著者の中には、かえって日本に対する、そして天皇という「不運な」存在に対する深い憂慮と愛情が垣間見える。日本人なら必読の、骨太の啓蒙書である。

土偶を読む 竹倉史人 著

130年わからなかった土偶の謎が解き明かされる

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晶文社 1870円(税込)

これはまた、大変な本が登場したものだ。何と、明治以来130年にわたって、やれ「妊娠女性」だ「地母神」だ、はたまた「異星人」だと百家争鳴、それでいて何もわかっていなかった「土偶」の謎を、鮮やかに解き明かしてしまったというのである! 
土偶といえば、その造形がともかく抽象的で、デフォルメを極めているというイメージがある。だが著者によれば、実際には土偶は「きわめて具体的かつ写実性に富むもの」だというから2度ビックリだ。それどころか、著者の手法を用いれば、無文字文化であった縄文人の精神性を、土偶を介して「読む」ことができるというのだから、もはや開いた口が塞がらない。
そして本書を一読すれば、著者の手法が単なる荒唐無稽な思いつきなどではなく、実に明晰かつ説得力あふれる卓見だということが実感できるだろう。環境文化史・民族植物学を含む考古学の最新データと、「図像解釈学」の知見を駆使して、あの「遮光器土偶」や「ハート形土偶」、「中空土偶」などの本当の正体が次々に、理路整然と「プロファイリング」されていくさまは、感動すら覚える。本書を読み終えたとき、あなたは遙か太古の縄文人の精神性を、鮮烈に追体験しているだろう。
本書を契機として、土偶に関する世の定説が一変したとするならば、読者はまさに歴史が変わる瞬間を目撃したことになる。こんな体験、そうめったにできることではない!

地球周波数(アースフリークエンシー)【共鳴共振】最大化レッスン
メリッサ・アルバレス 著

何千キロも離れた聖地の周波数と繋がる方法を解説

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著者によれば、この地球は「エネルギーグリッド」と呼ばれる、エネルギーのネットワークに取り巻かれている。さらに、地球上にはさまざまな「聖地」が存在しており、それぞれが固有の「周波数」を持っていて、その場所独自のエネルギーを放出している。
そしてわれわれ人間もまた、「魂の本質かつ、あなたのスピリチュアルな面の核である自身の周波数」を持っている。そして各自がこの地球上の「場所の持つエネルギー」を認識し、また、それと繋がるエクササイズがあるのだという。
本書は、懇切丁寧にこれを解説している。「場所と繋がる」わけであるから、当然エクササイズの際にはそれらの場所を訪れなければならない、と思われるかもしれないが、さにあらず。本書のテクニックを用いれば、地球上のどこにいようとも、「何千キロも離れた場所の周波数と繋がること」が可能となるというのだ。
そして本書の何よりの眼目は、世界中に存在する聖地の数々を地域別に分類し、それぞれの特徴を詳細に解説している点である。その総数は250か所も及び、まさに「全地球聖地カタログ」といった趣だ。ちなみに日本からは、伊勢神宮と熊野古道、それに富士山が選出されている。
さて問題は価格であるが、900ページ近いボリュームと、全世界の聖地をくまなく網羅したこの内容からいって、決して高くはないと思われるのだが、いかがだろうか?

超太古、宇宙に逃げた種族と、地球残留種族がいた?! 木内鶴彦・三角大慈 著

意識を過去に飛ばして、超太古の現場を目撃!

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ヒカルランド 2200円(税込)

著者のひとり、木内鶴彦氏については、本誌読者なら先刻ご承知であろう。元自衛官である彗星捜索家で、いくつもの発見を成し遂げている。さらに、23歳のころに臨死状態に陥り、その際「膨大な意識」と接触。これをきっかけとして、意識が自由自在に時空を超越するという驚異的な能力を獲得し、死後の世界のスポークスマンとして「あの世飛行士」を自称する快人物である。
もうひとりの著者、三角大慈氏は「天然医学」と呼ばれる真の医療を追究するとともに、「これまでの木内ワールドを全て知る天才医師」。本書はこの型破りのふたりが、ヒーリングウォーターの威力やノアの大洪水、ポールシフトに始まって、天皇の真実、死の真相、大洪水以前の文明、そして日本の本当の歴史に至るまで、興味深い話題ばかりを語り尽くした痛快な書である。
標題にある「宇宙に逃げた種族と、地球残留種族」というのは、前者がユダヤ人で後者が日本人。大洪水前の地球にはこのふたつの種族しかいなかったのだが、大洪水の際、日本人はユダヤ人に乗物を奪われ、地球に残らざるを得なくなった。一方ユダヤ人は金星に逃げたというのだ。また、それ以外の白人や黒人はクローンで創られたというから驚く。にわかには信じがたい話だが、実際に意識を過去に飛ばして、現場を目撃した木内氏がいっているのだから間違いない。凝り固まった常識をリセットしたい人にはもってこいの一冊。


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