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東日本大震災被害者の霊が次々と体の中に…! 30人の死者に憑依された女性/古川順弘
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東日本大震災被害者の霊が次々と体の中に…! 30人の死者に憑依された女性/古川順弘

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約2万人もの死者・行方不明者を出した東日本大震災から10年以上がたった。被災地の復興は確実に進んだが、家族を突然失った悲しみからいまだ癒えることのない人も多いという。
だとすれば、津波によって瞬時にして生の世界から放り出された死者の側に、悲痛から立ち直れないケースが多々あったとしても不思議ではない。そんな死者たちの「告白」を記録した衝撃的な書が昨年刊行され、反響を呼んでいる。
大震災で逝った死者たちからのメッセージとは──。

◉スピリチュアル・レポート◉ 文=古川順弘

東日本大震災犠牲者の悲痛な声を克明に伝える『死者の告白』

「被災地を走るタクシーが客を乗せた。客はなぜか津波で流されて何もない場所を行き先に指定する。不思議に思った運転手が後ろを振り向くと、シートが濡れているだけでだれもいなかった」

「津波が来たとき、高台の神社に逃げた人は助かった。翌日、神社に避難した人たちの前に水に濡れた若い女性がやってきて、『子供を連れてきます』といって姿を消した。夜更けに境内をみると、子供の遺体が横たわっていた」

「夕暮れどき、海岸の松林の中をたくさんの人々が歩いているのが見えた……」

 2011年3月11日の東日本大震災からしばらくすると、このような震災にまつわる「幽霊話」が被災地のそこかしこでささやかれるようになった。慄然とさせる話だが、時が過ぎるにつれ被災者たちのあいだではこの手の話はなかば日常的なものとなり、人々は徐々に冷静になっていった。一度におよそ2万人もの死者・行方不明者が出たのだから、そんなことが現実に起きてもおかしくはない。──そんな思いを多くの人が共有するようになったからではないだろうか。
 ところがその一方で、宮城県のとある寺院を舞台に、こうした幽霊話・怪奇譚とは一線を画する凄絶な「霊現象」が人知れず進行していた。その霊現象とは、端的にいうと、あるひとりの20代の女性に大震災の犠牲者の霊が次から次へと憑依ひょういし、衝撃的な告白をはじめたというものであった。

 この驚天動地の現象に関する詳細なドキュメントが、昨年夏に講談社から刊行された。
 タイトルは『死者の告白 30人に憑依された女性の記録』、著者はノンフィクション作家の奥野修司おくのしゅうじ氏。憑依された女性(高村えいさん)と、その女性の除霊じょれいを担った僧侶(通大寺つうだいじ金田諦應かねたたいおう住職)への綿密な取材を踏まえて、このミステリアスな一連の出来事が迫真の筆致で叙述されている。

 すでにお読みなった読者もいるかもしれないが、まずは同書の内容を概説しておこう。

死者の告白 奥野修司[著]/講談社/1760円(税込) 絶賛発売中!

大震災を機に頻繁に死者に憑依されるようになった若い女性

 宮城県出身の高村英さんは、幼少のころからしばしば霊的現象に出遭ったり霊視体験をしたりする、いわゆる霊媒れいばい体質の女性だった。その傾向は高校時代に父親が亡くなってから一層強まったが、高校卒業後は、医療系の学校を経て看護師として働くようになった。

 そしてしばらくして、東日本大震災が起きたのである。

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