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プラセンタの札にこだわる霊/あなたの怪奇ミステリー体験

営業終了後の温泉施設の女子風呂に、夜な夜な出現する謎の女。
ときに笑い声が響きわたったり、ときに足のない姿が横切ったり、ときに……。
関係者だけが知っている、何とも薄気味悪い出来事の数々。

プラセンタの札

◆黒澤珠美/愛知県尾張旭市(59歳)

 私は夜間、近所の温泉施設でアルバイトをしています。これは以前からその施設ではしばしば起きている奇妙な出来事です。
 支配人は深夜よく、ボイラー室で足しかない女の子を見かけるそうです。私も2年ほど前、閉店後のだれもいない脱衣所から、「フフフフ」という女性の笑い声がするのを聞いたことがあります。
 私は夜の10時からシフトに入っていて、出勤したらまず事務室に行き、タイムカードを押すことになっています。タイムカードは事務室の入り口にあり、それを押したらさっさと事務室から出ます。
 半年ほど前のことです。その日の勤務は私と男子学生のアルバイトふたりの計3人で、事務室にいたのは支配人だけ。私がタイムカードを押し、制服に着替えて別室で学生たちと夕礼が始まるのを待っていると、支配人が大声でいいました。
「今、スカートを履いた女がいきなり事務室に入ってきて、挨拶もせんとワシの後ろをスーッと歩いていこうとしてたから、振りかえったけどだれもおらんかった。だれかその女に気がつかんかったか?」
 私たちはだれもそんな女性の姿など見ておらず、首を振るばかりです。
 支配人はひとりでしきりに気味悪がっていました。

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あやしいもんじゃないよ👁
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