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宇宙から星が次々消えている‼ 地球外知的生命体によるダイソン球説に迫る/権藤正勝

天体観測の発展とともに毎年多くの未知の星が発見され、話題になることもある。その一方で、忽然と姿を消す星があるという。
それもひとつやふたつではなく、かなりの数の星が突然消失しているというのだ。さまざまな理由が考えられるが、そのひとつが、エイリアンによる人工的な消失という説だ!

文=権藤正勝

15万個の星が突然消えた!

 20世紀後半、天文学は目覚ましい発展を遂げた。日本のすばる望遠鏡など、優れた光学式の望遠鏡の功績が大きいが、望遠鏡の発達以外にも理由がある。
 望遠鏡が発明され、天文学に応用されるようになったころ、当然だが天文学者は、自分の目で望遠鏡を覗き、星々を観測していた。だが、どんなに優れた集光能力を備えた望遠鏡であろうと、人間の目が捉えられる光には限界がある。そのため、天文学では微弱な星の光を捉えるために、より優れた検出器として写真乾板が用いられるようになった。長時間露出することで、人間の目では捉えられない微弱な星の光でも検出することが可能になったのだ。

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スピッツァー宇宙望遠鏡が捉えた竜巻のような星雲。ハービッグ・ハロー天体と呼ばれるもので、形成途中の恒星から噴き出したガスが周囲のガスや塵と衝突して作られたものだ。

 写真乾板は長い間、天体観測の必須アイテムとして機能してきた。だが1969年、天文学に革命をもたらす発明があった。CCDイメージングセンサー(電荷結合素子)の登場である。
 CCDの性能は、瞬く間に写真乾板を追い抜き、感度、解像度ともに既存の天体望遠鏡の性能を大きく引き上げていった。1970年代半ば以降、90年代初期まで大型の光学望遠鏡は作られなかった。既存の天体望遠鏡の性能が飛躍的に伸びていったため、新規に作る必要がなかったのである。
 電子素子の性能の発展がある程度落ち着いた90年代半ば以降、再び、大型の光学望遠鏡が世界各地で作られるようになってきている。このように、電子化の流れに乗って、急速に発展をとげた天文学だが、最近不思議な事実が知られるようになった。なんと、20世紀には観測されていた星が、最新のデータに記録されていないことがわかったのだ。

 北欧理論物理学研究所の天体物理学者Beatriz Villarroel氏とスペインのカナリア天体物理研究所の研究チームは、歴史的に蓄えられた既存の観測データの中から、突然消失または出現した星を見つけるプロジェクトの中で、約15万個もの天体が突然消失したことがわかったという。
 この15万個のうち、2万4000個について精査した結果、ほとんどはレンズの汚れや視覚的錯誤に起因するものであることがわかった。ところが、約100個の天体については、原因を特定することができず、これらの天体には赤色突発体を意味する「Red Transients」という名前がつけられた。
 今のところ精査ができたのは2万4000個ということだが、この割合で
いくと、15 万個の消失天体のうち600個超は原因不明のまま忽然と消失していることになる。これらの天体は、いったいどうなってしまったのだろうか?

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世界各地に大型の光学望遠鏡が設置されている。ハワイのマウナケア山の頂上にある日本のすばる望遠鏡。

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パロマー天文台。

星は核融合によって輝いている

 そもそも星はなぜ光っているのか? 星が光を発するのは核融合のためであると聞いたことはあるだろう。では核融合とは、何なのか。核分裂とどう違うのか。

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