
悪魔か鬼か?「リバー・トロール」がミシシッピ川に出現!/遠野そら・MYSTERYPRESS
角のある鬼のような怪物がミシシッピ川に出現した! その姿はブラジルのバイーアビーストを思わせるが……?
文=遠野そら #MYSTERYPRESS
ミシシッピ川に妖怪UMAが!
アメリカ最大の河川・ミシシッピ川で、不気味な生命体が出没、その画像が公開された。その異形な姿から、現地では「リバー・トロールが現れた」と話題になっている。
謎の生命体が現れたのは今から約6年前、2015年のこと。アメリカ・ミシシッピ州で水上に浮かぶ家・ボートハウスで暮らしていた男性が偶然遭遇した。男性はある晩、ミシシッピ川沿岸にある自宅のデッキから、川を眺めていたところ、20m程離れた場所で奇妙に体をかがめて川の水を飲む謎の生命体を発見。慌てて部屋に戻り双眼鏡で見てみると、そこには明らかに人間とは違う異形の化け物がいたというのだ。
「それはピンクがかった褐色をしていました。そいて奇妙な形をした目と耳、頭からは角が生えていました。腕と脚は2本。背は低く体つきは丸々としていました」
男性によると、その日は森の中が見渡せるほど川の潮が引いていたため、その姿をはっきり見ることができたそうだ。携帯電話で撮影された画像を見ると、水辺からこちらを伺うように覗き込んでいる生命体の姿がとらえられている。森の奥へ向かっていたのだろうか。体は横を向いているようだ。目はフラッシュの光を反射し細いアーモンドアイ型に光っており、頭部に見える2本の角のようなシルエットは、確かに異形である。
バイーアビーストに似ている?
男性は、「まるで悪魔のような醜い姿をしていた」と証言しているが、角が見えることからどちらかというと“鬼”のほうがより近いかもしれない。その姿はブラジル東部バイーア州の川辺で目撃され話題になったUMA『バイーア・ビースト』にも酷似しているようにも見える。
その正体についてはすべてが不明だというが、男性の証言からミシシッピ川の川辺には得体のしれない何かが生息していることは間違いないようだ。男性の近所のハウスボート住民からも、「川の中から猿のような鳴き声が聞こえる」「沼地の私道を通ると、誰かに見られているような視線を感じる」など、奇妙な話が絶えなかったという。中には石をぶつけられた者もいるというが、幸いけが人は出ていないそうだ。
他にもたくさんの“不気味なもの”を目にしてきたというこの男性。今はハウスボートを所有したまま別の場所で暮らしているそうだが、ミシシッピ川沿岸には戻るつもりはないという。
全長約3780kmという広大なミシシッピ川。様々な支流が繋がっていく中で、未知のUMA、さらに言えば今回の画像のような“鬼”が生息していても不思議ではないだろう。川辺に現れるUMAとしてはオハイオ州のカエル男、日本では河童が有名だが、ミシシッピ川で目撃された生命体はいったい何だったのだろうか。水を飲みに来ていたのならば、近くに巣がある可能性も少なくはないだろう。さらなる目撃情報に期待したいと思う。