
ムー2021年11月号のカバーアート/zalartworks
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「ムー」本誌のカバーアートを手掛けているzalartworksさんによる、アートワーク制作の裏話です。
今月はアプカルルとシュメールの生命の樹を描いてみました。
バビロニアの伝承によればアプカルルは、大洪水前に生きていた「七賢聖」であり、魚の皮を被る者や鷲頭で有翼の姿で表され、知恵の神エアに結びついているそうです。バビロンの神官ベロッソスが伝える、海から出現して文明の技を伝えたという「オアンネス」や「ダゴン」もまた魚の皮を被った姿で表現されています。
またシュメールの生命の樹は、よく知られている新アッシリアの浮彫に鷲頭のアプカルルと共に描かれていますが、雌雄異株のナツメヤシを受粉している図像だと言われていて、その様子は人類の起源を暗喩しているように感じられます。そういった所から、今回のモチーフを選んでみました。
zalartworksさんのnoteはこちら。
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