
量子物理学式発電機を発明したという男の話など/南山宏・ちょっと不思議な話
「ムー」誌上で最長の連載「ちょっと不思議な話」をウェブでもご紹介。今回は2020年11月号、第439回目の内容です。
文=南山宏
量子パニック
「自宅のガレージで〝量子物理学式発電機〟を動かしてたら、うっかり大ヤケドした。助けて!」
米オハイオ州コランバスで、自称発明家のブラウン・アンダーソン氏(仮名)が、911番(日本の110番)に通報した。
緊急救難隊が駆けつけて現場検証をしたが、アンダーソンにはヤケドひとつなく、放射能汚染もガス漏れもなければ、硫化水素などの危険物質もいっさいなかった。
発明したという発電機も、ただの〝ガラクタの寄せ集め〟で、量子何とかと称せるようなシロモノではないことが判明した。
2019年12月6日付「クリーヴランド・ドットコム」によれば、自称発明家は精神鑑定のため病院に送られたが、もし正常者であれば〝パニック扇動〟罪を問われる可能性があるという。
クモ毒
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