正体はわれわれの祖先か、絶滅した異人類か? 獣人UMAビッグフット研究最前線/南山宏
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正体はわれわれの祖先か、絶滅した異人類か? 獣人UMAビッグフット研究最前線/南山宏

2021年4月24日、アメリカで、森林に姿を消す巨大な獣人を女性が目撃するという衝撃の事件が起きた。獣人とは、もちろんビッグフットである。アメリカに限らず、古くから報告が続くビッグフット、そしてその近縁と考えられる獣人とは、いかなる生物なのだろうか?
今回の綺想科学論では、過去から現在まで進行形で続く目撃記録とその正体を探る研究を追った!

文=南山 宏
イラストレーション=坂之王道

三上編集長の解説動画


PART1 北米の獣人ビッグフットはどこから来たのか?

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ビッグフット目撃事例。ウエストヴァージニア州ファイアット・カウンティで、ハンターのカメラが夜間徘徊する姿を捉えた。

 それはアメリカ合衆国オハイオ州アシュランドの東郊外にある、古い倉庫を改造して3年前に開業された終日無休の「ウエアハウス24時間ジム」のすぐ近くで、だしぬけに起こった。
 今年の4月24日、まだまだ肌寒い陽気ながら空はすがすがしく晴れ渡った真夜中過ぎ、ジムの機械で心地よくひと汗かき終えて外へ出てきた地元在住のジーン・マージョリー(仮名、20歳)さんは、照明のあかあかと明るい駐車場に置いてある自分の車のほうに向かいかけて、ふと足を止めた。
 右手の大森林の中から、地上の枝木をバキッバキッと踏みしだく音がしたので思わず振り向くと、30メートルほど離れた倉庫の脇あたりにそいつがいる! 全身灰色がかった毛むくじゃらで、背丈がゆうに2メートル半、体重200キロはありそうな巨大な獣人が、太い両腕を大きく前後に振りながら、人間より明らかに早い足取りで森林の中へすたすた入っていく。
 まっすぐ前を向いていて、ジーンを襲ってきそうな気配はなかったが、それでもジーンは声にならない悲鳴をあげた。
 恐怖のせいかその後のことはよく憶えていないが、とにかくジーンは近くの終夜営業レストランに飛び込んで助けを求めた。全身の震えがいつまでも止まらず、自分ではとても運転できそうになかったので、両親に電話して迎えにきてもらった。

 後日、目下の段階では一番最近(そうではないことがすぐ判明するが)の“ビッグフット接近遭遇”事件を調査したカリフォルニア在住の専門家マシュー・マネーメーカー氏によれば、彼女はこの恐怖の体験を友人や勤め先の同僚に隠さず打ち明けたところ、予想に反してみなに揶揄されたり笑って首を振られたりしたため、結局、実名での公表を拒むようになった。
 マネーメーカー氏はかれこれ30年以上も前から、アメリカからカナダにかけた一帯が主要棲息地と想定される未知動物、ビッグフットないしサスカッチ現象の実地調査と科学的研究に取り組んできた民間のアマチュア学者だ。
 1990年代に自ら創設したBFRO( ビッグフット野外調査者組織“フィールド・リサーチャーズ・オーガニゼーション”)を率いる在野のベテラン未
確認動物学者(クリプトゾオロジスト)──もっと平たくいえばUMA学者で、この研究調査の分野では、アメリカとカナダを含む北米大陸中につとに知られる人物だろう。

 ただし、ここでUMA(未確認神秘動物の頭字語)とは、UFOに倣ったあくまでも和製英語で、日本以外では通用しない用語だ。僭越ながら実は本稿の筆者(南山)が1976年に必要があって考案した新造語で、それ以降日本ではマスメディアで使用されることが多く、またインターネット上でも日本語のウィキペディアに限っては、この用語の項目が立つようになっている。

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これも目撃事例。2008年、ジョージア州北部の山間僻地で、民間調査隊が撮影したビッグフット。

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