グラハム・ハンコック新刊「人類前史」ほか7選/ムー民のためのブックガイド
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グラハム・ハンコック新刊「人類前史」ほか7選/ムー民のためのブックガイド

「ムー」本誌の隠れ人気記事、ブックインフォメーションをウェブで公開。編集部が選定した新刊書籍情報をお届けします。

文=星野太朗

人類前史/グラハム・ハンコック 著

アメリカにおける超古代文明の謎を解く古代史ミステリー大作

 もう20年以上も昔のことになるが、英国のジャーナリスト、グラハム・ハンコックの著書『神々の指紋』が全世界を席捲したことがあった。今から1万2000年前の南極大陸にアトランティス文明が存在した、という同書の大胆な主張は当時の人々に衝撃を与え、30近くの言語に翻訳されて累計700万部以上の大ベストセラーとなったというからうらやましい。ハンコックはその後も、『神の刻印』『惑星の暗号』『天の鏡』『神々の世界』『異次元の刻印』等々、もっぱら失われた古代文明とその叡智をテーマとして、旺盛な執筆活動を続けてきた。
 著書執筆のたびに、つねに最新の研究成果を採り入れ、絶えず情報のアップデートを重ねるハンコック。そんな彼が次に目をつけたのが、アメリカにおける超古代文明である。これまで、北米大陸に人類が入植したのは今から1万2000 年ほど前のこととされてきたが、ハンコックは大胆にもこれを「14万年前」にまで一気にさかのぼらせ、歴然たる証拠とともに提示する。また、アマゾン一帯で発見された巨大な幾何学形のアースワークや巨石サークルと、世界中の祭祀遺跡との比較検討から、これらの遺跡が共通の超古代文明の遺伝子を受け継ぐものであると断じる。
 では、その超古代文明とはいかなるものなのか。そして、なぜ高度な古代文明が滅亡するにいたったのか。後者の問いに対してハンコックが用意したのが、分裂した巨大彗星=ヤンガードリアス彗星である。この彗星の地球衝突の結果、未曾有の大災害が引き起こされたことは、現在では立証されている。そしてその際、最も壊滅的な被害を受けたのが南北アメリカ大陸だったというのだ。
 さらにハンコックは、第一の問い、すなわちその超古代文明の本質についても、説得力あふれる論考を繰り広げる。なんとその文明においては物質はあまり重視されず、もっぱら薬物などを用いた変性意識探求、人間の霊的完成に重きが置かれていた。今もアメリカ先住民の間に残るシャーマニズムは、その残響であるというのだ。
 上下巻合せて1000ページ以上、全30章に及ぶ大作であるが、「世界の知識人」なら刮目して見るべし。


気療講座3/神沢瑞至 著

「気療ハンドエネルギー」で不調を改善

「気療」とは聞き慣れない言葉であるが、おそらく著者独自の用語で、「自他治癒力(積極的免疫力)を高めることで健康増進を図ること」であるという。著者は今から30年ほど前に「体内における超ミクロエネルギーのマクロ化現象」を体験。これをきっかけにいろいろな持病が解消され、「自他治癒力(気療生命エネルギー)」を身につけたという。
 本書は、「今日の現代医学を中心とした全ての療法」を「人体天動説」と位置づけ、これに対する「気療」による治療法を「人体地動説」として理論的に展開し解明するとともに、その実践法までを懇切丁寧に解説した理論と実用の書である。「気療ハンド」と呼ばれる特殊な手の形を作ってエクササイズをすることで、「太古の脳幹」が呼び起こされ、体調不良・ケガ・傷などが改善できるのみならず、遠隔治療まで可能となるという。著者の神沢瑞至氏は長年にわたって「気の力」の研究と実践に専念し、また「気の力」の普及活動にも従事してきた。この間、「のべにして数万人を癒す」という快挙を達成し、現在は気療塾学院長を務めている。2000年代にはTVの人気バラエティ番組で、気の力を駆使して猛獣たちを眠らせる、という離れ業を披露し、日本中を仰天させた。「気療ハンドエネルギーで、新型コロナウィルスに負けない気療筋肉をつくろう!」との著者のメッセージに共感するなら、ぜひ本書を手にしてほしい。


コロナ・終末・分岐点/浅川嘉富・岡靖洋(In Deep)

この疫病は、はたして人類に何をもたらすのか

 現在、全世界で猖獗を究めている新型コロナウイルス。「人為的・意図的」に作製・拡散されたウイルスとの噂も絶えないこの疫病は、はたして人類に何をもたらすのか。
 本書の著者のひとりである浅川嘉富氏は、地球・先史文明研究家として本誌でもお馴染みの斯界の大御所。東京理科大学を卒業、「大手損害保険会社の重役職をなげうって、勇躍、世界のミステリースポットに向け、探求の旅に出」た熱血漢である。もうひとりの著者・岡靖洋氏は「経歴は基本的に非公表」ながら、In Deepという情報サイトを主宰し、本誌読者なら興味津々であろう「世界で起きている様々なこと」を発信している。
 本書は、このふたりの著者がコロナの正体から、今後の人類を待つ運命まで語りつくした警世の書。さまざまな予測がなされているが、「中国もアメリカも絶対に滅びる!」というのはまだよいとして、現在は「金龍様によって辛うじて抑えられている富士山が近々噴火する」とか、「地球そのものが生まれ変わる」などの物騒な予言もある。その際には「全ての人間がいったんこの世を離れて、そこで3手に分れる」。
 そうなると、魂が新たな地球の高次元に行ける人がごく僅か、再び三次元に戻る人が少数、残りの半分以上はさんざん苦しみ抜いた末に魂が「抹消」されることになるという。
 対談の他、浅川氏と岡氏がブログに掲載した記事もいくつか収録されており、これまた必見だ。


島田秀平のニッポン開運ライン/島田秀平 著

ビギナー向けにレイライン・結界・聖地を解説

「レイライン」に「結界」に「鬼門」。本誌の熱心な愛読者にとってはいずれも基礎教養に属する知識かもしれないが、いつの世にもビギナーはいる。本書のように、肩肘張らずに気軽に読める入門書がありがたいのは間違いない。本書によれば「レイライン」とは「霊峰や神社仏閣などのパワースポットが一直線に並んだ線のこと」。世界的に分布しているが、特に日本のレイラインは「太陽の恩恵をさらにパワーアップさせるべく生まれた」ものが多い。「結界」は「聖域を守るために張り巡らされたライン」で「大切な場所を守るための、いわばバリア」。そして「鬼門」とは、「日本独自の文化が生み出したオリジナルの概念」であり、「そこから鬼が侵入し災難が起こる」方角をいう。
 本書は、日本国内および世界のレイラインや結界と、それを構成する聖地を紹介・解説する入門書であるとともに、各聖地を自分の足で巡ることによって強大な開運パワーを得ようとする実用書でもある。皇居や明治神宮、さらには東京スカイツリーといったパワースポットがどのように配置されているのかを知るのも楽しい。
 著者の島田秀平氏はお笑いコンビ「号泣」としてデビューの後、「原宿の母」に才能を見出されて占い稼業を開始。「代々木の甥」を襲名し、「手相芸人」として多方面で活躍中という異色の人物である。文体も実に読みやすいので、ぜひ手に取ってご覧いただきたい。


宇宙人&人類ハイブリッド文化/ドクター・パブロ 著

異星人と人類、交差の「証拠遺物」を紹介

 古くはエーリッヒ・フォン・デニケンの『未来の記憶』以来、「古代宇宙人来訪説」や「宇宙考古学」は現在もなお、根強い人気を保っている。異星人の地球来訪の証拠とされる古代の芸術作品や「オーパーツ」などは、本誌でも何度も特集が組まれているので、目の肥えた本誌読者なら、ほとんどのものはすでに何らかの形で目にされているだろう。
 だがここに来て、古代に「宇宙人と人類のハイブリッド文化」が存在したことを証明する最新の「証拠遺物」が唐突に出てきたのである。しかもひとつやふたつではない。著者によれば、その数、何と数千点に及ぶというから驚愕するしかない。
 本書は、メキシコのオフエロス・デ・ハリスコという街の郊外、セロ・デル・トロと呼ばれる聖地の洞窟から大量に出土した「証拠遺物」の数々を、迫力満点の写真とともに余すところなく紹介する、貴重極まりない本である。
 収録された図版は99点だが、それぞれが1枚以上の写真から構成されているので、写真の枚数は実に数百枚に及んでいる。
 今から5000年以上もの昔に作られたとされるこれらの遺物は、どこからどう見ても宇宙人やUFOを描いている。また遺物の中には、実際に宇宙人や巨人と思われる生物の骨までもが含まれているのだ。
 これらがもしも本物であれば、まさしく人類史を覆す決定的な証拠となる。手許に置いて損はない一冊。


偽キリストはAi と共に、バチカンに現れる!/保江邦夫 著

陰謀論の真実が次々と暴かれる衝撃の書

 本稿執筆時点ではまだまだ予断を許さない情勢にあるアメリカ大統領選挙。トランプ氏を巡っては、彼が闇の勢力〈ディープ・ステイト〉と戦う正義の戦士である、という噂が根強く出回っている。だが著者によれば、それは「作為的な陰謀論」に過ぎない。では、何が真実なのか。
 著者は本書の冒頭部分で、「信頼できる筋」からの情報として、いきなり今回の新型コロナウイルスの本当の正体をかなり具体的に暴いてしまう。これだけでも衝撃なのだが、話はそれに留まらない。ディープ・ステイトやイルミナティといった陰謀論の真実から、AIや5Gによる人類支配計画、アメリカ政府が秘匿する異星人まで、衝撃の情報が目白押し。特に若者を対象に、コロナ時代を生き抜くための重要な示唆が満載されている。 著者である保江邦夫氏は、日本を代表する理論物理学者だが、本欄にも頻繁に登場するように、スピリチュアルな言動でも知られている。本書においても、氏が安倍晴明やイエス・キリストと直接会談するなど、にわかには信じがたい話も次々に飛び出してくる。
 それにしても、最後まで読んでもトランプ大統領がはたして正義なのか悪なのかがはっきりしないというのはよいとして(ものごとはそれほど単純なものではない)、あの習近平が、実はどうやら万人が思うほど邪悪の権化というわけではないらしい、という指摘には心底驚愕した。


京都異界に秘められた古社寺の謎/新谷尚紀 編

京都の「異界」「闇」のガイドブック

 千年の古都・京都。京都といえばとかく「華やか」「雅やか」といったイメージが浮かぶが、そのような観光客向けの京都は実は表の顔。実際には京都は、「長い歴史の中でさまざまな災厄に見舞われつづけ、その暗部には天狗や鬼や幽霊が跋扈する魔界・異界を宿してきた」と著者は喝破する。
 そうした京の異界や歴史の闇との接点となったのが寺院や神社である。本書は、そんな「土地の記憶を深く濃く留める神社や寺院」を切り口にして、京都の「異界」「闇」を探訪してみよう、とする手軽なガイドブック。まさに『地球の歩き方 京都の魔界』といった風情の実用書。
 手軽とはいえ、内容のほうは京都の詳細な地理・歴史の解説に始まって、さまざまな神社や寺院を「敗者の怨念を鎮める装置」「異界との境界」「京都に生きた人々の墳墓」そして「魔界への入口」といった多彩な切り口から仔細に紹介しており、読み応えは十分。著者の新谷尚紀氏は、国立歴史民俗博物館名誉教授を務める社会学博士で、学界の権威。内容の正確さは折り紙つきだ。
 寺社にまつわる史実やエピソードが満載されているから、ただ読むだけでも楽しいのだが、やはり本書の真骨頂は、本書で紹介された場所を実際に訪れ、歴史に想いを馳せたり異界の闇を覗き込んだりすることにある。いずれ来るであろうコロナ後の世界のために、今は本書で京都の魔界をしっかり予習しておこう。


(月刊ムー2021年2月号掲載)

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