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固体・液体・気体に続く第4の相が奇跡を起こす!?「水からの伝言」の超科学/久野友萬

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水が液体なのに構造をもつ? 水は凍るときに光る? 光を受けた水は電気を発生する? ──従来の水の常識を覆す新しい学説を発表したのは、ワシントン大学のジェラルド・ポラック博士だ。水には私たちの知らない性質があり、水・氷・水蒸気以外に4番目の相をもつのだという。そしてその性質から、今まで見過ごされてきた新たな物理現象が見つかっているというのだ。同博士の著作『第4の水の相─固体・液体・気体を超えて』の日本語版を監修した根本泰行氏のナビゲートで、新たな水の驚異を探っていこう。

◉特別企画◉ 文=久野友萬

RART 1 情報を記録できる!?第4の水の相の存在

『水からの伝言』が抱える最重要な問題点

『水からの伝言』を知らない「ムー」読者はいないだろう。水に感情が記録され、性質を変化させるというもので、その証拠として、故・江本勝氏が水に「ありがとう」など感謝の言葉をかけて冷却するとキレイな結晶が、「ばかやろう」などネガティブな気持ちで言葉をかけると結晶の形が崩れるとして、さまざまな水の氷結を撮影、『水からの伝言』という写真集を出版した。

『水からの伝言』には、間違った形で道徳教育に利用される、実験自体が科学として成立してない、迷信やまじないと変わらないなどさまざまな批判があったが、一番もっともな意見は液体である水には、情報が記録できる物理的な機能がないということだった。
 情報は何かを変化させ、固定することで記録される。そこに構造ができるわけだ。音は空気を波打たせて伝わるが、空気には何も残らない。空気は構造をもたないからだ。
 しかしレコード盤なら、その波がプラスチックの形を変え、構造を作る=音の変化が記録されるので再生できる。水面に声を当てれば、さざ波が立ち、波紋が起きる。しかし波はすぐに消え、どこにも残らない。水を媒体に声を記録しようとすれば、氷に変えるしかない。水面の波紋を瞬時に凍らせれば、レコードのように音は記録される。
 しかし水は液体なので、どんな音楽を聞かせようとそこに音の記録は残らない。水には構造がない、だから感情を記録する以前に水には何も記録できないのだ。絶対に、だ。
 しかし液体である水にも構造があるとしたら、話は別である。構造をもてば、情報を記録することができる。水に何かが記録されることは絶対にないとはいえなくなる。

音楽を水に"聞かせて"、その後、凍らせてどのような結晶が観察されるかの実験。
モーツァルト『交響曲第40番ト短調』では力強い結晶が現れた。
チャイコフスキー『白鳥の湖』
シューベルト『アヴェ・マリア』
ジ ョン・レノン『イマジン』

水に情報を保存する知られざる構造がある?

「客観的にいって、『水からの伝言』は現時点では科学とはいえないんです」
 江本氏の側近で、科学的な面を引き継いでいる根本泰行氏はいう。
「写真を撮りましたということで啓蒙的な意味合いはありますが、本当のところはどうなの? となるとディーン・ラディン氏をはじめ、何人かの方が論文を出してはいます。水に遠隔で『愛』『感謝』という文字を送ると結晶がキレイになるという実験を二重盲検で行ったものであったりするのですが、科学的な検証がなされた実験結果は少なく、科学者はコメントを差し控えるのが普通です」

 しかしジェラルド・H・ポラック博士は好意的なのだという。それはポラック博士の研究自体がこれまでの常識とは相入れないものだからだ。
「水から氷へ変わる途中に新しい水の相があるとポラック博士はいうわけです。これを第4の水の相と呼び、光や電磁波の影響を受けて性質が変わります。氷になるとき、ほんの少しの外部の影響によって結晶構造を変えてしまいます。人間は脳波や心臓の脈動の形で電磁波を出しています。人間から出る電磁波は第4の水の相に影響し、ごくわずかに第4の水の相を変えてしまう。そのために氷になったとき、結晶の形に変化が出るのではないか? というのが私どもとポラック博士の考えです」

 エネルギー医学の提唱者であるジェームズ・オシュマンもポラック博士の第4の水の相を支持している。
 水頭症の患者は脳脊髄液が過剰に分泌されて脳の内側に水がたまり、脳が膨張する。
「脳の機能のほとんどが水に置き換わっているにもかかわらず、患者は意識があり、知能指数は普通の人と変わりません。中には数学者として成功した人もいます」
 オシュマンはこのような水頭症患者の状態から、意識は脳神経ネットワークにないのではないのかと考えた。
 一般的に意識は脳にあり、脳の神経ネットワークが生みだすと考えられている。しかし水頭症患者の場合は脳のほとんどが水分に置き換えられているので、通常のネットワークが作れないはずなのだ。にもかかわらず意識も知能も保たれているということは、水頭症患者では水が神経ネットワークと同等の働きをしているのではないか? オシュマンは第4の水の相があるなら、神経の信号を水が伝える役目をしているのではないかと考えた。さらに意識の主体は脳にはなく、脳の外側にあるかもしれないという。
「意識は空間=量子場にあり、脳は空間と身体をつなぐ送受信機であるとオシュマンは学会で発表しています」

 水に情報を保存するかもしれない、第4の水の相とはいったい何なのだろうか?

理学博士・ 根本泰行氏。 『第4の水の相』日本語版の監修を務めており、水の新たな性質について紹介してもらった。 合同会社オフィス・マサル・エモトの顧問でもある。
『第4の水の相─固体・液体・気体を超えて』(ジェラルド・H・ポラック著/根本泰行監修 ナチュラルスピリット)は、水の新しい性質を明らかにした一般向けの啓蒙書。水は排除層という奇妙な構造をもつという。

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