心臓に悪い話をするアレクサの暴走など/南山宏・ちょっと不思議な話
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心臓に悪い話をするアレクサの暴走など/南山宏・ちょっと不思議な話

「ムー」誌上で最長の連載「ちょっと不思議な話」をウェブでもご紹介。今回は2021年2月号、第442回目の内容です。

文=南山宏

鋼鉄甲虫

 米カリフォルニア州南部一帯の乾燥地帯に生息するコブゴミムシダマシという体長約3センチの昆虫は、見るからに黒くて硬くてゴツゴツした外見で、〝鋼鉄で武装した甲虫〟と呼ばれている。
 カリフォルニア大学アーバイン校のデヴィッド・キサイラス教授や東京農工大学の生物工学・新垣篤史准教授らの国際合同研究チームによれば、硬い翅と胴体が特殊な凹凸構造で固く接続されて開かないため、空中を飛べない代わりに体重の4万倍の重さにも耐えられ、車に轢かれても潰れず、外敵の鳥や獣にも食べられないという。
「繊維の層構造が凹凸部分にあるのは、抵抗性を高める絶妙なデザインだ。この昆虫は厳しい生物学的環境で進化するうちに、恐らくこの特長を獲得したのだろう」
 翅同士の特殊な接合構造を、航空機材料に使われるシート状炭素繊維素材で再現して強度を測定したところ、現在の航空機製造で使われている鋲(びょう)で止める方法より、数十パーセントも強化された。
 航空機や自動車などの製造に応用すれば、機体や車体の軽量化と強度向上に繋がる可能性がある、と研究チームはみている。
 工学や材料科学、医学の分野などに応用が可能そうなバイオミメティクス(生物模倣)の最新例として、関係者の期待は大きい。


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