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神話伝説のフェアリーの正体は未確認動物だった! 妖精=UMA論/南山宏・綺想科学論

ヨーロッパを中心に古来、神話や伝説に広く語り継がれる妖精。その目撃・遭遇譚は世界各地で科学技術全盛の現代においても枚挙にいとまがない。
そのため、現実の存在と確信する〝妖精実在〞論者も数多い。はたして妖精とは何なのか? 新種のUMAなのだろうか?

文=南山 宏

超自然的な生き物としての妖精

〝妖精〞あるいは英語で〝フェアリー〞とか〝フェアフォーク〞といえば、ヨーロッパ諸国の文化では大昔から神話伝説や民間伝承、民話寓話などに登場する、幻想的で超自然的な精霊のような生き物として親しまれている。

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少女の眠る寝室に現れた妖精たち。妖精は画家たちのインスピレーションを掻き立てる存在だ。ジョン・アンスタ―・フィッツジェラルド画。

 国や地方、民族によってはエルフ、ニンフ、ドワーフ、ノーム、ゴブリン、ピクシー、スプライト、レプラコーン、ツヴェルクなどなど、妖精にはさまざまな異称があるが、そのすべてに共通するのは、彼ら妖精たちがわれわれ人間と神々との中間的存在であり、一般的には小柄だが魔術的能力のもち主とされ、ときには人間をからかったり、悪戯や意地悪を仕掛けたりする超自然的な生き物ということだ。

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こちらも妖精画。『妖精リリー』(1888年)、イギリスのルイス・リカード・ファレーロによる。

 しかし近代以前は別として、科学技術が飛躍的な進歩を遂げてインターネットの利用が当たり前になった現代では、あくまでも空想上の神秘的類人動物と見なされるようになっている。
 民俗学的な観点から見れば、日本の神話伝説に登場する天女や天人がすぐに連想され、また姿形や行動・性格などはかなり異なるものの、河童や鬼や天狗、あるいはアイヌ伝承のコロポックルといった魑魅魍魎(山や川の妖怪変化)も、ほとんど妖精の同類と見なすことができるだろう。

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妖精は悪戯(いたずら)が大好き(イメージ戯画)。

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「妖精調査協会」のもうひとりの設立者、挿絵画家のバーナード・スレイ。

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バーナード・スレイは妖精の姿を好んで描いた(スレイの『角笛の門』のイラスト)。

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