
ムー2021年5月号のカバーアート/zalartworks
「ムー」本誌のカバーアートを手掛けているzalartworksさんによる、アートワーク制作の裏話です。
今月の総力特集は「Qアノンと闇の政府 ディープステートの陰謀」。陰謀論を扱うという事なのでデミウルゴスをイメージして描いてみました。
デミウルゴスはプラトンのティマイオスに登場する創造主=善の神ですが、グノーシス主義では偽の神=悪の神として扱われています。この世に悪が蔓延しているのは、今の世界を作り出した神と呼ばれるものが悪であり、真の神は別にいるというのがグノーシス主義の考えで、私にはこれが陰謀論のあり方と繋がると感じられました。
本当の悪は一体どっちなのか? 黒幕は一体だれなのか? という二元論を超えた印象から、このモチーフを選択しました。あと、蛇体には文字を隠してあります。
zalartworksさんのnoteはこちら。
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