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シルビア・ブラウンの大予言! 新型コロナ流行が開く終末の黙示録世界/宇佐和通

いま、世界中で猛威を振るう新型コロナウイルスによるパンデミック。その姿を10年以上も前にピンポイントで「予言」した女性がいた!
彼女ははたして、どんな未来を語ったのか?

文=宇佐和通

未来の出来事を予言した小説

 1898年、『愚行』という小説が発表された。モーガン・ロバートソンという作家によるこの作品のプロットは、イギリス船籍の豪華客船〝タイタン号〟が北大西洋上で氷山に激突して沈没した後、船員が繰り広げるサバイバル劇が中核となる。
 当時、無名作家のイマジネーションに過ぎなかったこの物語は、14年後の1912年4月15日に現実となる。イギリスのサウサンプトンからアメリカのニューヨークへ向けて処女航海に出た豪華客船タイタニック号が沈没し、乗客1500人あまりが亡くなるという、当時としては史上最悪の海難事故が起こったのだ。

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1912年4月15日、乗客1500人あまりが亡くなるという、当時としては史上最悪の海難事故を起こした豪華客船タイタニック号。

『愚行』はタイタニック号の設計が始まる前に書かれたので、〝予言小説〟として紹介されることが少なくない。そしてこの小説とタイタニック号沈没事故の類似性については、さまざまな角度から比較検討が重ねられてきた。ロバートソンもタイタニック号沈没事件後に加筆し、『タイタン号の遭難または愚行』というタイトルで改訂版を出している。

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のちに、モーガン・ロバートソンが加筆した改訂版、『タイタン号の遭難または愚行』。

 このように予言小説と形容される作品は、『愚行』だけではない。1981年に出版されたアメリカ人作家ディーン・R・クーンツの『闇の眼』という小説には、こんな場面が出てくる。

「『それを理解するには』とドンビーは言った。『20カ月前までさかのぼらなければならない。そのころ、リー・チェンという中国人科学者が、ここ10年間で中国政府にとって最も重要かつ危険な新型生物兵器の情報を収めたフロッピーディスクを持ってアメリカに亡命した。この兵器は〝武漢(ぶかん)400〟と呼ばれている。武漢市郊外の遺伝子組み換え技術研究所で開発されたからだ。この研究所で人工的な手法で生み出された400番目のウィルスだった』」

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